ゴールシーンともなれば実況と解説が同時に絶叫してしまうのがこの実況中継の一つの特徴です。
このスタイルはどのようにして確立されていったのでしょう。
キャスティングの意図
サポサポネットなんかの評判を見ると、小松さんの個性もさることながらお二人のやり取りも面白いというのをよく聞きますね。
実況解説の二人としてみていいのかっていうのも言われてますが(笑)
萩原さんあ~、そうですね(笑)
普通に解説をするなら専門家を呼べばいいけど、それではコンセプトに合ってないし面白くないなって話でした。
以前、放送中に小松さんが入れ込み実況中継はDJだと騒いだことがあるんですが(笑)
サポサポおお(笑)
萩原さんある意味間違いではなく、単なる実況中継ではないということはスタッフの共通認識になっています。
まあ、私自身もそんなにサッカーが詳しいわけではないですし、プロの解説者みたいなことは出来ないです。
どちらかといえばゴール裏にいる兄ちゃん、ゴール裏で「おらぁ!」とか言っているような普通のサポータですね。
サポサポたまに「これはスタンドの音声だろう」とか「居酒屋で放送してるだろう」とか言われてますね(笑)
これはある意味とてもサポータ寄りな放送なんですよね。それで局もスタッフも良いと思っているってことなんですね。
掛け合い
サポサポお二人のやりとりもだいぶ板についてきましたよね。慣れてきましたか?
萩原さんそうですねぇ。最初の頃は確かに難しかったですよ。なんというか小松さんに絡みづらかったんですよ(笑)
あの独特の小松ワールドで。
それで苦戦していたらある時「関係なくしゃべっちまえ」ってディレクターに言われたんです。
普通、放送業界において声がかぶるっていうのはタブーなんですよ。
サポサポそんなタブーは無視しろと(笑)
萩原さん元々、タブーがあって無いような放送ですからね。もう言いたいことがあったらいつでも言えと。貫ぬけと。
それを言われてから楽になりましたねぇ(笑)
サポサポ確かにゴールシーンとか思いっきり声がかぶってますもんね。
萩原さん他にもアンフェアなプレーとかがあっても最初のうちは黙ってたんですね。
でも、それもまたタガが外れちゃいまして。もうやりたい放題です。まあ、暴言かもなっていうこともあるんですけどね。
サポサポなんとなく心当たりはあります(笑)
萩原さんもう迷ったら行けということでね。今はもうタガは完全に外れてます。
サポサポでも、今となってはそれが成功の要因になってますからね。
萩原さんやはりコンセプトに忠実にっていうのは大切みたいです。
経験
萩原さん私自身も非常に貴重な経験をさせてもらってると思っています。
サポサポ誰でも出来る体験ではないですよね。
萩原さんそうですよね。必ず何か起きますしね。
初めの放送だって・・・たしか小瀬での札幌戦でしたけど開始10分くらいでしたかね。バレーが怪我で退場したんですよ。
その日、小松さんがバレー中心で行くよって言っていたのが早々にそこで崩れまして。
サポサポ用意していたものが台無しですか。
萩原さんええ、小松さんももうパニクっちゃって大変でした(笑)
そんな何もないところから始めて、最終的には2005年の奇跡の京都戦や入れ替え戦の日立台で実況できました。
コミュニティFMなのに国立競技場から実況中継なんていう普通であれば考えられないこともやりました。
辛い経験にはなりますが、降格が決まった柏戦も実況するという経験もしました。
この何年間、甲府とともに歩んできたという感じです。
サポサポFM甲府は不思議と節目節目の試合をやってるんですね。
萩原さんそうなんですよ、どういうわけかそういう節目の試合になるんですよね。
こちらとしては選んでないというか、テレビ(地上波)の中継がないところは全てやりたいっていうスタンスなんですよ。
なのでその空いているところを埋めていったら、なぜかそういう節目に当たったと。
サポサポそうするとある意味テレビはいつもハズレているということに(笑)
次は現場の様子について聞いていきます。
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