J1での戦い
サポサポ J1の時に一試合の中で浦和のワシントンのPKを一試合の中で二回止めていますよね。
ワシントン・ステカネロ・セルケイラ
元ブラジル代表のフォワード。日本ではヴェルディとレッズでプレーしている。

2011年に不安視されていた心臓に問題が見つかると現役を引退、その後は政治家となった。
阿部さん あのときは確か浦和が優勝がかかっていたんですよ。
それで、PKのときって理屈じゃなくて、なんとなくこれは止められるなって感じる時があるんですよ。
サポサポ 予感みたいなものですか。
阿部さん 何故かわからないですけどね。逆に止められないなって時も分かるんですが(笑)
で、このPKは行けるなって思ったんで、ミチ(秋本倫孝)とかオミ(山本英臣)とか抗議に行ってたんですけど、それを「やめろやめろ」って止めて。
その時に、ぱっとワシントンの顔を見たら目が泳いでいたんですよ。
ワシントンのシュートの癖などは事前にビデオで見て分かっていたので、自分なりの駆け引きをして・・・止めました。
サポサポ そのあともう一回PKになりますね。
阿部さん 次のPKになったときは、三都主なんかが俺が蹴るって言ってたんですよ。
三都主 アレサンドロ
ブラジル出身で帰化後に日本代表選手となったプレイヤー。典型的なサイドプレイヤーでミッドフィルダーやサイドバックを務めた。
日本では清水、浦和、名古屋、栃木、岐阜に所属しており、現在は引退して青少年支援活動を行っている。

ちなみに今年の1月には、出身地の姉妹都市である加古川市の観光大使となった。
阿部さん でも、ワシントンにはブラジル人ストライカーとしてのプライドもあるから、多分蹴るだろうと思って。
そしたら間違いなく同じ方向に蹴ってくるだろうと。
で実際にそのコースに来たので止めることが出来ました。
サポサポ 読みが完全に成功してたんですね。
J1の思い出
サポサポ J1で他に印象的な印象的なことって何かありますか。
阿部さん シゲ(茂原岳人)が入ってきて、バレーが左サイドになって0トップをやったときですね。
シゲがキープして、バレーが開いて、空いたスペースにスピードのある選手が割って入ってくるような。
実はあのサッカーはハンガリーとかクライフが、すごく昔にやっていたものだったんです。ただ自分はそういうことは知らなかったので。センターフォワードがあれだけ自由にプレーをするというのを初めて見て、これがもうめちゃくちゃ面白くて。
相手がめちゃくちゃ困っているのが印象的で。
あのサッカーやってる時の感覚は鮮明に覚えていますね。
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