ヴァンフォーレ甲府と糖尿病
サポサポ 4年間、柏レイソルのトップに在籍したあと、ヴァンフォーレ甲府へ加入して、その年にI型糖尿病を発症したわけですよね。
I型糖尿病
血糖値が高くなってしまう病気で、I型はその中でも免疫疾患として発症したものを指します。

I型は不摂生などによって起きるII型とは異なり、発症の機序(メカニズム)が完全には分かっていませんが、症状はほぼ同じで悪化すれば命にも関わります。
新さん そうですね。10月か11月くらいで・・・本でも書きましたけど、風邪だと思っていたんです。
でも、医者に行って点滴打っても元気にならず。でも横になると楽になるから寝て・・・起きても症状が変わらないと。
サポサポ 確か3件目の医者でやっと判明したと。
新さん そうですね、そこまではまったく分からなくて。
サポサポ それだけレアケースだったということでしょうか。
新さん そういうことだと思います。
プロ選手をやっていて、メディカルチェックもしていても、そんな病気の知識はありませんでしたからね。
最初に言われたときは、怪我のような感覚で「治るんでしょ」くらいに思っていました。
サポサポ I型糖尿病は未だにメカニズムもはっきりしていないそうですね。
プロのサッカー選手でははじめてだったんでしょうか。
新さん もしかしたらいたかもしれないですけどね。
ただ、まだ薬などもそんなになかった頃なんで、謎の体調不良ということで辞めちゃったのかも入れないですね。
サポサポ なるほど。
当時と比べると今はなども薬も進歩しているんですね。
新さん 画期的に変わってますね。
血糖値を測るセンサーなんかも手軽になりましたし、ポンプと言って体と繋いだままにして、スマホみたいな端末で操作する機械も出てきました。
これは血糖値が常に測定されていて、薬を投入することが出来る機械です。
ポンプ (インスリンポンプ)
センサーとインスリン注入器が一体になっていて、持続的に血糖値をコントロールできる機器です。

血糖のコントロールをしながら、生活の自由度も上げることが出来るということで、徐々に普及しつつあります。

詳しくはこちら。
インスリンポンプ情報ファイル(糖尿病ネットワーク)
サポサポ 糖尿病というとインスリンの注射というイメージが合ったんですが、今はそんな機器があるんですね。
新さん 注射器っていうのにはやっぱり色々とリスクや先入観があって。
特に人にどう見られるかという部分で気にしていました。
サポサポ 確かに注射を打っている様子は人の目が気になりますね。
新さん そうなんです。
その点、ポンプだと端末を操作していてもスマホをいじっているみたいじゃないですか。
サポサポ なるほど。
ちなみにスポーツするときは、ポンプはどうするんですか。
新さん 一時的に外すことも出来るんです。
ただ、指導なんかだと面倒なのでつけたままの時もあります(笑)
サポサポ スクールのコーチくらいならつけていても問題ないんですね。
新さん そうですね、子供に当たらないところにつけていれば。
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